「バランス」と「質感」|バンコク 美容院 カット ショートヘア
こんにちは。
バンコクの日系美容院 DEAR Hair Designの平井です。
今回はカットにおけるバランスなどのお話。
まずは初めてDEARに来られたタイ人のお客様。
ビフォー
タイのスタイルによくある襟足短くて重たくカット!
フェミニンというよりクールな印象!
これがダメ!というわけでなくこういうスタイルも個人的に好きです。
日本にはないバランスなので勉強になります。
基本的に日本の美容が一番と思っていませんし、その土地や文化に合ったスタイルというのがあるので(^^)
ただお客様が日本のサロンを選んで来た以上、しっかりカウンセリングをしてお客様が「どうなりたいか?」というのを一緒に見つけ出し、具現化していきます。
まず僕が思ったのが
・ウェイト(重いところ)の位置が下すぎる
・毛先のみ軽くなっていて内側が重たいので動きがない
・トップが短すぎる
という点です。
トップが短いところを伸ばすことはできないので、今ある中でどうしたらいいバランスになるかお客様に伝え、カットしていきます。
アフター
バック
まずバックのウェイトの位置を上げました。
ここで使う技術はDEARでしかやっていないカット技術。
美容歴20年にしてようやくたどり着いた技法です。
そして襟足の重たい部分はレザー(カミソリ)カットで質感調整(レザーを否定する人もいますがとてもいい質感が作れるのでショートスタイルによく使います)
あっ レザーは髪を傷めると思う人もいるかもしれませんがしっかり刃も変えているので傷めません!
最後に質感調整は毛先はほぼすかず内側を間引いてカット。
結局毛先のみを軽くしても髪の毛は動きません!
イメージでいうと、満員電車だと身動きがとれないのと同じです。
動くスペースがないからです。
毛先のみ軽くても動けるスペースは毛先のみ。
ですので中からしっかり軽くしていきます。
タイ人のカットも素敵ですが、日本のカットをまだ体感したことがない方はぜひトライしてみてください。
セットのしやすさに感動すると思いますよ(^^)